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この前はごめんねー
突然なんだけどさ
今日、少し会えたりしない??
聞きたいことあんだけど
和史から届いたのはそんなメッセージ。
俺に聞きたいことってなんだろう、
和史はどこまで遙眞を知っているのだろう、
俺の手は無意識に会えると返信を返していて放課後に近くのファミレスで会うことになった。
「こっちこっちー」
ファミレスに着くと智瑠が俺に気付いて手を振る。
智瑠の和史を前に席に付けば「何か頼む??」と聞かれるが、何かを口に含む自信が無い。
昼ちゃんと食べたし、授業全部出たし、今日は遙眞がいなくて朝も此処に来るのも自分の足だから疲れた。
調子は悪くないから無理なわけじゃないけど、これ以上、無理したらなんかダメな気がする。
「いや、いいや……」
そう断ると、和史が首を傾げて
「んー??灯くんも制限かかってる感じ??」
なんて、
なんだよ、制限って、
なんだよ、灯くん"も"って、
「制限??そんなのないけど……??」
「ふーん……じゃあ、まぁ、とりあえず、俺らは頼ませてもらうわ。」
「あ、うん……」
ポテト、唐揚げといったみんなで食べることの出来そうなものが頼まれて席に置かれる。誰かの目の前にではなくて「食べれそうだったら食べて」とか言われて真ん中に置かれて、気遣いを感じる。
「じゃあ、本題に入ってもいいかな??」
和史がポテトを一本手に取って口に含めばそう始める。
何を聞かれるんだろう、
何を聞かされるんだろう、
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