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春亜side
今日から俺の家に春川が住む。
もうこれで、あいつは傷つかなくて済むし守ってやれる。
あいつの傍にずっと居てやれる。
いい事だ。
いい事だと思う。
けど俺的には、今もの凄くやばい状態だ。
だって俺の部屋で、俺の隣にさっき両想いになったやつがニコニコ可愛く、笑いながら座っているんだから
「春亜ぁ!!俺、春亜の部屋に入るの今日で2回目だ!」
『……うん、知ってるよ。よかったね…』
やばい、なんでこんなにも可愛いんだこいつは。
嬉しそうにふにゃって笑って、俺の!!俺の理性を試してるつもりか?!こいつ!!!
俺が春川の可愛さに悶えていると、春川が心配して俺を見つめる。
「春亜…大丈夫?調子、悪いの…?」
今、そんな心配そうな声で上目遣いなんてやめて欲しい…
そろそろ我慢の限界だ…………
『あ~~~もう!!』
「え!何!?ごめん!俺、なんかした?!」
『…そうじゃなくて!こっち!来て!!ここ!』
俺の膝を叩くと、膝の上に乗れって意味が分かったのか、顔を真っ赤にしてなんで?!って叫ぶ春川。
なんでって…お前が可愛すぎるからイチャイチャしたいんだろーが……
『早く!来いって!!』
「嫌だよ!恥ずかしいだろ!!」
『お前……まだ襲われないだけ、いいと思って』
「は?!なにそれ!!全然分かんない!なんで、、俺が春亜に襲われるの……?」
『そりゃ…好きなやつが隣で可愛く笑ってたら、襲いたくなるだろーが!!!』
そう言うと春川は口を噤んでしまった。
怒らせたかな…って思っていたらもそもそと動き、俺の膝の上に乗ってきた。
俯いて顔が見えないけど、すごい恥ずかしがってるんだと思う。春川の頬を手の甲で撫でてやると、自分から擦り寄ってきて、前髪の間からチラッとこっちを見てきた。
真っ赤な顔が、可愛すぎる。
腰を引き寄せて、春川の額に俺の額をくっつける。
『可愛い。春川』
「黙ってよ春亜、うるさい…」
そうして、春川の唇に俺の唇をあてる。
触れるだけのキスをして、離れると春川を見つめる。
目がトロンとしていて、耳まで真っ赤に染まっている。
『春川、、、好き。』
「ん……俺、も…」
『春川、可愛い、、』
そしてもう一度キスをしようとするとそれは春川の手によって止められた。
「待って春亜!」
『…なにすんだよ』
「なんで春川って呼ぶんだよ!!」
『は?なんでって…その方が呼び慣れてるから…』
「俺だって結って呼んでほしい!俺、春亜のこと春亜って呼んでるんだから、それ位いいだろ………!」
頬を膨らませて、睨んでるつもりなのか俺を見ている。
怒り方、可愛すぎだろ……
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