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春亜side
結、飯食べてくれて良かった…
今日も何も食べなかったら、それこそ死んでしまうと思った。
入院してからも体重は10キロほど減ったらしく、栄養剤は点滴から取っていたものの、身体は痩せていく一方で本当に心配していた。
風呂から上がり、歯磨きを終えて部屋へ向かうと結は俺を待ち続けて限界が来たのか、床の上で眠っていた。
今日は、少量だが食事もとり風呂から出たばかりだからか、幾分か顔色が良いように見えた。
頬を撫でると、ん…小さな声を漏らし擦り寄ってくるそいつは本当に無防備で、俺の心を掻き乱す。
ああ、本当にこいつは……
欲求が溢れだしそうで、時々自分が怖い。
俺は結を起こさない様にそっとベッドに移動させて、俺の腕の中で眠らせる。
俺の隣でずっと居て、結。
お前を離したくないから……
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