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結side
「こ、れ、、いつ完成、するの?」
『焼き上がるまであと2分。ちょっと待っててね~』
「うん」
オーブンの前でしゃがんでじっと待つ。
オーブンの中はオレンジ色に染まっていて、じんわりと顔に暖かさが伝わってきた。
時刻は3時を過ぎていて、もうすぐで小学校から妹の桜ちゃんが帰ってくるらしい。
『どう?焼けてる?』
「うん、あっ!ほら!チンって!!」
『焼けたね、じゃあだすね!』
表面は薄らと茶色く焼けていて、けどひとつ食べてみると中はしっかり焼けているから、上手く出来ていた。
春亜のお母さんに準備してもらったチョコペンやアラザンなどで一つ一つ飾り付けをしていく。
飾り付けの途中で桜ちゃんが帰ってきて、『かわいい!結くんが作ったの?すごーい!!』って喜んでくれて凄く嬉しかった。
作り終わったクッキーを桜ちゃんに食べてもらうと、美味しいって言ってくれて安心した。
すべて作り終えた時は既に4時半を回っていた。
春亜が帰ってくるまであと1時間。
早く会いたいな
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