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結side
それからご飯を食べようとして、急に俺の具合が悪くなった。
またいつもの腹痛…
春亜の家に来てからはまだ1度も起こってなかった。
食事は元々春亜の部屋で取るつもりだったからそのまま部屋まで運んでもらった。
俺は春亜に連れられて、ベッドで横たわると春亜が布団を掛けてくれた。
「っつ、はっ……ふぅ、、」
『熱い?汗、かいてる。』
「ん、、熱い……お腹、、痛い、、、」
『痛いよな、ごめんな何もしてやれなくて。あ、摩ってたほうがいいか?』
春亜が布団の間から手を滑り込ませて、俺の腹を撫でる。
なんだか痛みが少し和らいだようで、春亜の手は大きくって、温かくて、安心した。
ずっとこうして欲しくて、離れて欲しくなくて春亜の摩ってくれている手の小指を握った。
好き。誰にも渡したくない。
俺のだけでいて欲しい。
俺だけを見てて欲しい。
今まで1人でいて、平気なんて強がってたけど、与えられる幸せが、本当に本当に嬉しくて、今を手放したくないなんて、欲が止まらない。
『大丈夫。ずっとここにいるよ。』
「ん……」
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