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結side
それからは俺の体調も安定した日が続き、もうすぐで春亜の家に来て一ヶ月が経とうとしていた。
それと同時に、学校を休み始めたのも一ヶ月が経とうとしていた。
今は冬休みのため、家で桜ちゃんと一緒にゲームをしたり、テレビを見たりしている。
春亜はほとんどが部活で、なかなか一緒にはいられないけど、晩御飯は春亜の部屋で2人で食べるため、春亜と俺の間に不自由な事は無かった。
『もうすぐさ、クリスマスだな。』
晩御飯を食べていると、突然春亜が話し出した。
「あぁ、そうだね。桜ちゃんがプレゼント、悩んでて今日選ぶの手伝ってって言われちゃって。今のおもちゃって凄いね。いろんなのがあって、俺ビックリしちゃった。」
『うん、そうだな………あのさ結!!
クリスマス、どっか出掛けねぇ?』
「え?、、でも春亜、部活あるでしょう?」
『先生、家族でクリスマス過ごすから休みにするらしい。まあ、それまでは休み殆ど無いけど。
……だから…いいか?出掛けるの…』
「俺は全然いいよ。楽しみにしておくね。」
『っしゃ!!!ありがとう結!!』
喜んだ春亜は、いきなり俺に抱きついてきて、2人で床に倒れ込んだ。
押し倒される形で、目の前にある春亜の顔。
春亜は照れたり、恥ずかしがるとすぐに耳まで真っ赤になる。
お互いの顔がゆっくり近づいて、目を閉じると唇に感じる春亜の体温
この瞬間が、愛おしい。ずっと繋がっていたい。
やがてゆっくりと離れていくと、ぎゅっと優しく抱きしめられて心臓が高鳴る。
『俺も楽しみだ。最高のクリスマスになる。』
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