アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
100
-
結side
「もう…無理……まって…」
案の定、ジェットコースターに乗ってフラフラな俺は春亜の肩を貸してもらうハメになった。
だから嫌だって言ったのに!!
全っ然楽しくなかった!口から内蔵が出るかと思った!
春亜は楽しそうに笑ってたけど俺は死の淵に立たされた気がした…
春亜が一旦休むためにどこか座ろうというのでお店に入った。
俺を座らせると、飲み物買ってくるといい春亜が席を離れていってしまい、俺は一人残される。
陽気な音楽や沢山の人の笑い声
なんか、ずっとここに居たいな。そしたら、春亜と何も考えずにずっと2人で笑っていられるのに────
テーブルに伏せて、目を閉じてそう考えていると上から影が降ってきた。
目を開けてみると、春亜が飲み物を両手に持ってそばに立っていた。
『おい…大丈夫か?
ごめん、そんな体調崩すなら、乗せるんじゃなかったな』
心配そうな顔で、春亜があんまりにもしょぼんとしているから思わずふっと笑ってしまった。
「全然、大丈夫。ジェットコースター初めてだったからちょっとびっくりしただけだよ。初めて一緒に乗ったのが春亜で良かった。」
『…そっか………なら良かった。
はい、お茶。どう?少しは落ち着いたか?』
「うん。だいぶ良くなったよ。もう少し座ってれば大丈夫。」
『そうか、じゃあ少し休んでいこう。沢山歩いたしな。』
そう言った春亜は、俺の髪を優しく撫でてくれた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
100 / 119