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結side
「ねえ、、、っもう戻りたくないよ!!俺は!春亜が居れば良いのに… ふっ ひっく、
もう何も考えたくない、、何でこんなに楽しかったのに現実に引き戻すの?嫌だ、嫌だ。」
春亜が優しく微笑んで手を握ってくれる
俺の顔を覗き込んできたけど、俺は目を背けた
『結?』
「っ……うぅ、ふ、、っく……う…
我が儘言わないって、、ふっ、決めてたのに…っごめ、な、さい、、っ」
『何それ?勝手に決めないでよ。
結、可愛い。謝んないで。俺こそごめんな、そんな我慢させちゃって。
あのさ、実はホテル予約してある。明日は昼から部活あるから朝イチの新幹線で帰らなきゃならねーけど、それまでは二人っきり
…どーしよ』
えっ、と言い顔を上げるとニヤリと笑う春亜。
イタズラが成功した小さな子供のような、笑顔
俺は感極って、何も言えずにうわうわ泣き出すと春亜は、あはっと嬉しそうに笑って抱きしめてくれた。
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