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そんな事を一人で考えていると、もそもそと加賀くんが起き出した。
目を擦りながら、俺を見ると、
『なんだよ、起きたなら俺のこと起こせよー』
なんて言って。
「加賀くん、あまりにも気持ちよさそうに寝てたから。」
『だって!部活疲れたんだよ!眠い!!!』
そう言いながら大きな欠伸をするもんだから、俺はおもわず笑ってしまった。
あ、今久しぶりに男の人と、自然に話せてる。
本当に何年ぶりだろう。
すると加賀くんはいきなり『あっ、』と言いながら俺の手を離した。
あ、
手握られてるの、忘れてた
『ごめん。男に手握られるなんて、気持ち悪かったよな。』
え?
気持ち悪い?
違う、違う、そんなこと思ってない。
勘違いされたくなかった、俺は加賀くんに言った
「そんな事ない!加賀くん、優しいから体調悪い俺を気遣ってくれたんだよね、凄く安心した。ありがとう。
それより、迷惑かけて本当にごめんね……」
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