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ひゅっ
また、苦しい。
わかんない。なんで苦しい。
考えても、あ、何考えようとしてるのか、それすらわからない。
『…………い、おい!!』
はっと気がつくと、加賀くんに両手で顔を挟まれ、加賀くんの顔が目の前にあった。
『お前、思い出してそーやってなるまで1人で溜め込むなよ!馬鹿かって。』
…え?
な、んで、、俺が怒られなきゃ、いけないわけ?
訳……わかんない…。
何なんだよ!
「俺!ひゅっ だって!そ、んな、、はっ 溜め込みた、くてっ!誰が!うっ はぁ、一人になりたく、て!!なった訳じゃ、っ!はぁ ふぅ、うう…!!!」
1人になりたくて、なった訳じゃ無い。
1人が良くて、教室でいつも1人でいる訳じゃない。
ただ、普通の母さん、父さんと居たかった。
ただ、毎日ふざけ合えるような、なんでも話せる人が1人だけでいいから欲しかった。
独りぼっちになんか、誰が!!なりたくてなるんだ!!!
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