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『………ごめん、怒鳴ったりして。余計不安になったよな。ごめん。』
そう言うと加賀くんは俺の頭を胸に寄せる。
『ゆっくり、息して。大丈夫、ちゃんと俺は居るから』
加賀くんの『大丈夫』って言葉、魔法みたい。
安心、できる。
他人の大丈夫って信じられなかったのに
何を根拠に、大丈夫って言ってんだって思ってたのに
加賀くんのは、信じられる気がした。
「ひっ、、ふぅ、はっ はぁ」
『大丈夫か?』
「、ふぅ、、、う、ん………」
呼吸が整った俺はそう言うと、加賀くんが離れていって、少し名残惜しかった。
何話せば、いいんだろう。向かい合って座るんじゃなかったな……
『話したいことだけを、話せばいいんだよ。』
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