アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
22
-
ご飯を食べ終わって、それから加賀くんの妹が遊んでと言ったので一緒に遊んだ。
加賀くんの妹の桜ちゃんは、小学生で加賀くんに顔が良く似ていた。
『桜~もう寝る時間よ!遊ぶのはもう辞めにして、今度また春川くんに遊んでもらいなさい』
『え~~まだ遊びたかったのにぃ…結くん、また遊んでね?』
加賀くんの妹は、加賀くんに似て良い顔立ちをしていて可愛いと思う。
そんな子にお願いされて断れるわけも無く、
「うん、いいよ。また今度遊ぼうね。約束」
そう言うと嬉しそうににっこり笑って寝室へと向かっていってしまった。
「あ、あの、俺もう帰ります。こんな遅くまで、本当ごめんなさい…」
『いえいえ!うちは全然いいのよ!
桜の相手、疲れたでしょう?ありがとうね。それより、お母さんの方が心配してない?連絡してある?』
「あ、えと、俺の家は、両親が離婚してて、母と住んでいるんですが、その母も殆ど家に帰ってくることが無くて、、たぶん、今日も居ないと思うの、で…」
自分で言っといて少しだけ、胸が痛んだ。
でも変えようの無い事実だから、しょうがない。
『あら!そうなの…じゃあ春川くん、凄く寂しい思いしてるのね……
あ!それなら今日はもう泊まっていっちゃえば??
服は春亜のを使えばいいし!いいじゃない!泊まっていきなさいよ!』
「え、でも、、!」
『ん?なになになんの話。』
加賀くんがちょうどお風呂から戻ってきた。
『春亜!春川くん泊まっていくから服貸してあげなさい!お母さん、布団だしてくるから!』
『はァ?!』
すると驚いている加賀くんの返事も待たずにお母さんは走って布団を出しに行ってしまった。
「あ、大丈夫!俺、本当に!帰るから!」
加賀くん凄い嫌そう…
そりゃあ、今日初めて話したヤツと、しかも俺なんかと止まりなんか嫌に決まってる!
けど、俺の考えに反して、加賀くんは俺の心配だけをしてくれていた。
『…いや、、、そうじゃなくて、俺はお前が嫌だとか迷惑とかじゃなくてさ……………お前はいいの?男怖いのに、泊まりとか。』
「っ………」
『ほら。やっぱやめよう。
お泊まりとかそういうのは今度でいいから。俺送ってくよ。』
そういうと加賀くんは玄関へ向かっていってしまい、違う!って伝えたくて咄嗟に加賀くんの服を掴んだ。
『なに?どうした?』
加賀くんは優しい。ほら、今だって俺が怖くならないように笑顔で優しく、俺の返事を待ってくれている。
「 あ、、、っ俺、加賀くん怖くないから!……だから…
もし加賀くんさえ良ければ、お泊まり、した、い、です…………」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 119