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その後、加賀くんに頭を撫でられながら泣いている俺を見て、お母さんがすごくビックリしていたけど、お母さんは俺に何も聞かずに優しく笑って
『お風呂はいってきていいわよ』
と言ってくれた。
脱衣場で服を脱いで、温かいお風呂にゆっくり浸かり、
一人で今日の出来事を思い返す。
なんか、色々あったな
でもさっきのは流石に俺、相当恥ずかしい事したな…
男に抱きしめられるとか……………っ
…………けれど、嫌じゃ無かったし加賀くんは……怖くなかった。
むしろ安心した。
抱きしめられて頭を撫でられた事を思い出すと胸が苦しい。
過呼吸とかの苦しさじゃなくて、胸が締めつけられる…みたいな……
ドキドキする。
加賀くんの優しい笑顔や、抱きしめられた時の温もりを思い出すだけで、胸がきゅうって締め付けられる。
もう、本当は加賀くんに対する感情が何なのか、俺自身本当は気づいている。
、、、、アイツに、中学の時にアイツに伝えた。きっとその時の気持ちと一緒だ。
でも俺は散々、この気持ちに苦しめられたから。
酷くされて、心も体もズタズタにされたから。
加賀くんは『友達』になってくれるって言った。
だから俺はこの気持ちを伝えるつもりはさらさら無い。今はそれだけで、もう十分幸せだから。
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