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全ての授業が終わり、放課後は春亜が部活があるらしく、教室で待っているけど……
今日は凄く幸せだった!!久しぶりに学校が楽しいと思った!!!
移動教室も体育のペアも、昼の弁当の時間も春亜と一緒に居れた!!
移動教室の度に『春川~行くぞ~』って当たり前のように呼んでくれて、最初はみんなも、えっ!って顔してビックリしてたから恥ずかしかったけど…
いつもは1人だったから凄くさみしかった、、。
だから本当に本当に今日は幸せだった!
まるで友達出来たみたいで、、
俺こんなに楽しい1日を送れたの、何年ぶりなんだろう…
1人でニヤニヤしながらスマホをなぶっていると、あっという間に6時半になり、春亜が教室に迎えに来てくれた。
…ガラッ!!
『ハァ……っ!遅くなっ、てごめん!!!』
凄く息が切れているからきっと、部活が終わったらすぐ走ってここまで来てくれたんだろう。
そんなに慌てて来なくたっていいのに。
嬉しさで緩みそうな頬に力を入れていつも通りの平静を装って、大丈夫だよ、と言い2人で学校を出た。
「じゃあ、俺家こっちだから、」
春亜と居ると楽しくてしょうがない。一緒に居ると時間過ぎるのがあっという間だな。
すると急に春亜が、へ?とした顔をして、
『え?……あ、なに、なんか取りに行く?』
「…え?家に帰るんだけど、、、」
『…………お前、今日も俺の家!話、聞いてなかったのかよ!お前は当分俺の家に泊まりなって!なんだよー。さみしーんじゃねーの?え??』
春亜はニヤニヤした顔で、肩を押してくる。
待って待って、え?どういうこと?!!
「え!まって!それ本気だったの?」
『いつでも俺は本気だわ!』
「い、やいやいや!流石に毎日は迷惑!俺が無理だよ!!ときどき!ときどきでいいから泊まりしたい!」
びっくりした。嬉しいけど、流石にそれは無理だ。
母さんだっていつ帰ってくるか分からないし、まあ心配されることは絶対にないけど、不審には思われると思うから、、、
『えー……なんか残念だな…春川と居ると、楽しいから、、』
え、
春亜!なんでそんなこと言うんだよ!
キュンて!キュンってしちゃった…
「ごめん、、流石に申し訳なくて、、、明日、学校でね」
『……わかった。じゃあ明日学校でな。なんかあったらすぐLINEしろよ!』
「小さい子じゃないんだから、、じゃーね!」
『おう!またな!』
春亜、納得してくれて良かった、、。
春亜と別れるとそのまままっすぐ家までの道を歩いた。
こんな幸せ、いつまで続くかなって考えながら。
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