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春亜side
教室に入ると春川に朝一番に話しかけに行った。
お前この間本当に用事あった?
そう言おうと肩に触れようとしたら、いきなり席を立ち上がって春川は教室を出ていった。
あいつ、、、無視を決め込む気か
話をさせようとしない春川に、だんだんと苛立ちが募る
落ち着け俺。自分がイラついてどうする。
てか、顔色悪くなかったか?
また体調悪いのか
本当は辛い時には素直に頼ってほしいのに、話しかけても無理されて頭がぐちゃぐちゃ。
もう授業まで時間が無い
授業が始まってしまう
また、何も出来ずじまいだ、
席についた。
少しすると春川が戻ってきて、何事も無かったかのように席へとついていた。
やっぱり、顔色が悪い
どうしたんだよ
何があったんだよ
もう俺はお前と居れないのか?
俺は、お前を一人にしないって言ったじゃねぇか。
お前を独りぼっちにさせたくないんだよ。
お前ともっと一緒にいたい、話したいよ……
春川…
その後も授業が終わっては何度か話しかけようと試みた。
しかし春川は俺を無視して教室を出て一人で何処かへ行ってしまうばかり。
この間まで、俺の隣で楽しそうに笑ってたじゃねえか、!
なんで急に、、っ
気になって、イライラして、授業になんか集中できるはずもなかった。
4時間目の授業中にふと、春川の方を見た。
ん?
なんか息遣い、おかしくないか?
荒い。それに顔も火照っているように見える。
あいつ、朝に比べてどんどん体調おかしくなってってないか?
絶対、おかしい。顔色悪いの、気のせいなんかじゃない
そう思っていたら
ガタンっ!!!!!!!!!!!!
教室に鳴り響く大きな音。
春川が倒れた
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