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春亜side
病院に着くともう春川のことしか、頭になかった。
春川、無事だよな?
急ぎ足で、冬なのに汗が垂れる。
やっとの思いで見つけた春川の病室。
息をつく間もなく、俺は勢いよく扉を開けた。
『春川、、っ!!』
そこには点滴に繋がれた、まるで死んでるのかと錯覚もしてしまいそうな程、透き通るように白い肌の小柄な春川の眠っている姿があった。
ゆっくりと歩み寄る。
手に触れる。冷たいけど、生きてる温もりがちゃんとあった。
『…加賀くん、春川くん特に異常は見られなかったよ。良かったね。』
後ろから佐伯先生に声を掛けられた。
振り向くとさっきの良い知らせとは何故か裏腹な曇った表情の、佐伯先生が立っていた。
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