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結side
やっと来た、この日。
この日だけを、ずっと待ってた
窓の外を見る。冬なのに暖かそうで、日が照っていて早くここから出たい気持ちでいっぱいだ。
昼には出ないといけないから少ししかない荷物は、後でまとめよう。
その後は、、また1人の家に帰らなきゃいけないけど、それでいい。学校に行けば春亜に会えるっていう楽しみがあるから。それさえあれば、俺はこれからの生活1人でも大丈夫。
ああ、早く春亜に会えないかな。昼まで時間がある。何をしてよう……
暇を持て余した俺はとりあえずと思い、財布とスマホだけ持って、売店へと向かうために廊下へと出た。
廊下はおじいさんや患者さんや看護師が、ちらほらといて、いつも通りの病院だ。
売店へと向かうにはエレベーターで1階まで降りて行かなければならないため、エレベーターホールまでぺたぺたと1人で歩いていく。
途中おばあさんや、看護師に挨拶をされてぺこりとお辞儀を返す。
エレベーターに乗ると1のボタンを押して下へと降りる
春亜、、何が好きなんだろう、、何か買っておいてあげたいけど、そういえば俺、春亜のこと全然わかんないや。
好きな人の事なのに…
これからたくさん、知りたい
ほかのどの人よりも、春亜の事知れるといいな
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