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唇は、うそつき
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校長は、小坂の腕をつかんだ。
「君は、アダルトショップを利用したんだな?」
校長の目が、小坂を見た。
「見回りと偽って、本当は、利用していたんだな」
小坂は、射すくめられた。
「やはり、私の予想通り、君は、いやらしい店で、大人の玩具を買っていた」
小坂は、身動きできなかった。
「それなのに、そんなことはしていないと、今まで私を騙していたんだね」
校長の手が、小坂の肩をつかんだ。
「見回りだなどと言って」
校長の指が、小坂の唇をなぞった。
「君の唇は、嘘つきだ」
小坂の息があがった。
校長は、小坂の唇を、ゆっくりとなでながら、聞いた。
「生徒が日曜に、君と店で会った、と証言している」
「知りません……」
と答えてから、小坂は、はっとした。そういえば、麓戸の店から出るときに、入ってこようとした客と、ぶつかったことがある。「大丈夫ですか?」と言った彼の声は……。
あれが、宮本だったのか!?
「君のクラスの級長の、宮本君が嘘をついているというのか?」
もう、ごまかせなかった。
見られていたのだ。あんな店を利用していたのを、知られてしまったのだ。いや、でも、すれ違っただけ。中で、何をしたかなどは、わかるはずがない。
「いかがわしい店を、利用したんだな?」
校長の指が、小坂の上唇、下唇と、なでた。
「あ……んん……」
小坂は目をつぶり、あえいだ。校長が言った。
「正直に答えたら、褒美をやる」
早く、楽になりたかった……。
「はい……」
小坂は、落ちた。
小坂の唇に、校長の指がさしこまれた。
「あっ……ん……んん」
小坂は、胸をかきむしりながら、校長の指を吸った。
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