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よみがえる記憶
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小坂の、記憶がよみがえった。
そうだ、高校時代、あの部屋で……。そうか、あの部屋だったんだ……。忘れていたわけではない。わかっていた。覚えていた。記憶のどこか奥深くで。
「先生……」
小坂は、自分のアナルから指を抜いて、ぼう然とした。
「そうだよ、あの部屋だ。今は、もう使われていない部室。君にとっては、つらい思い出か」
校長の言葉は、無情だった。
そうか、あの部屋だったのか……。忘れていたわけではない。小坂は、打ちのめされた。
ずっと、あの記憶を避けていた。神崎先生に別れの挨拶すら、せず、年賀状も手紙も連絡もせず、会おうとしなかった。同窓会にも行かなかった。神崎先生に失恋したせいにしていたが、ほんとうは、あの記憶を避けていた。いや、神崎先生に失恋した記憶もつらかった。別れを認めたくなかったから挨拶もしなかった。再会を信じていたから。
だけど、いざ、再会しても、神崎先生を避けていたのは、自分の方だ……。あのことに、触れられたくなかったから。何か話したら、きっとそのことを話題にされるだろう。だけど、不用意に触れられたくなかった。そういう目で見られたくなかった。すべて何もなかったことにしていた。よそよそしくしていたのは、自分の方だ。みな、あの記憶を避けるためだった。
神崎校長が、小坂の手首をつかんで、小坂の指を舐めた。
「美味しいよ、君のアナルの味は」
校長は、小坂の混乱に気づかぬように言った。それが、小坂の心の奥深くの傷に触れないための、大人の優しさだと、小坂は、知っていた。
小坂は片手で、校長の肩に、すがりつくように、手をかけた。
「抱いて、ください……」
小坂は、後ろむきにされ、ソファの背もたれをつかまされた。
背後から、おおいかぶさられ、耳の後ろを舐められた。
ずしりとした質量が、小坂に打ちこまれた。
「小坂君……入っているよ」
「あぁ……」
小坂の身体が揺さぶられた。モノのように扱われ、体勢を変えて、あおむけにされた。
ソファをつかみながら、小坂は目をつぶって、声をあげた。乳首をつままれ、首すじを舐められた。口を吸われ、唾液を交換し、飲まされた。床に引きずり降ろされ、モノのように、犯された。
「イク……」
小坂は、うめいた。
「何度でも、イクがいい……」
「いやです……終わりたくない……」
小坂は、すすり泣いた。
「大丈夫だ。どうやら、私は、君となら、できるらしい……。それも、こういう、君を、いためつける行為なら……」
校長が、困惑気味に言った。
「いいです……好きにしてください……好きなように……」
小坂は、もう、何も考えたくなかった。
「こんな風にでも、いいのか?」
記憶を、消したい。
「いいです……」
これは、あの記憶とは、違うのだ。乱暴だけれど、これは無理やりではない。これは、自分が望んだことだ……。記憶を、塗り替えたい。小坂は記憶と闘った。
「こんな風になら、いくらでも、抱けそうだ……」
絨毯に小坂の頬が押しつけられた。何度も身体が揺さぶられ、小坂は、気を失った。
気がつくと、校長が、小坂のアナルを舐めていた。ダラダラと出てきた液体を舐めているのだ。
「君の身体は、私のものだよ」
校長が、所有者のように告げた。
「はい……わかりました……」
小坂は、服を着て、校長室をあとにした。
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