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イケメン教師、麓戸に性癖を指摘される
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小坂は、じっと麓戸の顔を見守った。
麓戸は、口を開いた。
「俺が在学した頃、神崎は、まだ、若かった」
麓戸のことばに、小坂は、想像して、顔を熱くした。若かりしころの、神崎先生……。
「別に、愛出人には、関係ないだろう。愛出人は、年齢は気にしないみたいだからな」
確かに、十年前ですら、神崎先生は、それほど若い教師ではなかった。
「僕は、たぶん、年上の人が、好きなんです」
小坂は、うつむいて、答えた。
だから麓戸のことも……。そう思って顔をあげると、
「そうかな?」
麓戸が、疑問を呈した。
「愛出人は、相手がドSでありさえすれば、いいんだろう?」
麓戸は、小坂を見て、笑った。
「生徒とも、するんだからな」
「違います。僕は、生徒に、無理やりされたんです」
小坂は、いつしか、その事実を認めていた。
「そう、お前は、無理やりされるのが好きなんだ」
麓戸は、小坂のあごに触れた。
「そして、なおかつ、生徒とするという禁断のスリルに、はまっている」
麓戸が、指先に力をこめた。
「ちがいます」
「禁断の関係に、お前と校長は、はまっている。神崎もお前も同類だ」
麓戸は、ニヤリとした。
「違うのは、神崎は無理やりするのが、愛出人は、無理やりされるのが好きだということだけ」
麓戸が、小坂をかき抱いた。小坂は、のけぞった。麓戸が、小坂の唇を奪った。
「ほら。これだけで、もう、こんなになっている」
麓戸は、小坂に、指先で触れた。
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