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イケメン教師、自分の自慰動画を見せられる。イケメン教師、生徒会長の隣の個室で自慰をする。
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スクリーンに、薄汚れた白い壁が映し出された。机や椅子が無造作に積み重なり、小さな窓から夏草が風に揺れているのが見える。ギイィと蝶番の音がしてバタンとドアが風で閉まる。
革靴の床を擦る音。画面は光が足りず白黒に近い。ふらふら蔓草が揺れている。窓の外から覗きこむ人影のように。床面にも、招くように不安げに影が揺れる。
衣摺れの音がする。小坂が上着を脱いでワイシャツのボタンをはずしているのだ。
小坂は、壁に背中をつけて、よりかかり、喘ぎながら、自分で、自分の身体を撫でまわし、苦しそうにもがいている。
小坂は、隠れてオナニーをしようとしていた。小坂は、旧部室棟の立ち入り禁止のロープの向こう、禁断の廃墟で、放課後毎日、一人、オナニーにふけっているのだった。
小坂は、股間を手で触りだした。最初は、軽く触っているだけだった。
「ん……んんんっ……あぁっ……」
それでもすでに、小坂は目を閉じて顔を仰向け口を開け、マイクにはっきりとらえられるほどの、いやらしい喘ぎ声を出していた。
小坂の手は自分の股間を揉みしだいた。
「ん、んんっ、あああっ……ああ……あああ!」
小坂の声が響いた。
「ああああ!!」
小坂が叫んだ。
「あぁ……もっと……我慢できない……」
小坂はベルトに手をかけ、ジッパーを下げた。
「あっ……んっ」
小坂は下着の上から触っていた。
「もう……我慢できない……あぁ……」
チャコールグレーのズボンが、小坂の足元に蛇腹のように落ちた。
「あぁ……いい……」
小坂は自分で焦らすように、下着の上から触っていた。
「んんっ……気持ちいぃ……」
小坂は、しばらく腰をくねらせて喘いでいたが、ついに、
「もっと……もう、だめ……」
と下着の中に手を入れた。
「あっ! あぁっ」
小坂は派手な声をあげた。生で触っているのだ。
「も、もう……ここに……」
小坂はカメラに尻を向け、見せつけるように下着をずらし始めた。
「ほしい……んっ……」
小坂は腰をくねらせて下着を取り去っていった。下着を剥がれた尻がワイシャツの陰に見え隠れした。
「ここにっ……ん……」
小坂は肛門を開いて見せた。
「あっ……」
小坂は肛門に指を入れた。
「あぁっ……気持ちいぃ……そこ……あぁん!」
小坂の指が小坂の両尻の間に出たり入ったりするのが見えた。
「アレを……はやく……」
画面の小坂は、玩具をつかんだ。
「いやらしいオナニーだ」
スクリーンを見ていた麓戸が、リアルの小坂の尻を撫でた。
【イケメン教師、生徒会長の隣の個室で自慰をする】
小坂は、調教師に命じられ学校で撮影した自撮り自慰動画をスクリーンで見させられていた。審判で自らの罪業を映し出されるように。
小坂の自慰を映した動画は続いた。
「こんな恥ずかしい自慰動画を、自分で撮影して、俺に送りつけてくるのだからな」
麓戸は、小坂の尻を撫でながら言った。
「どうだ、こうやって大きなスクリーンで見せられる気分は」
麓戸に触れられるだけで体液がジワとにじみだす。麓戸の手が、小坂の尻を撫でまわすたびに、小坂の尻は、動いてしまう。
「恥ずかしいです……」
「そんなにケツを動かして、もう、欲しいのか」
麓戸の指がアナルの入り口に触れる。
「ヒャッ……」
ぬるりとした感触。
「あっ……ん、ん……」
画面の小坂も、お尻を突き出し、喘いでいた。
腰をくねらすたびに、ワイシャツの裾から剥き出しの下半身がちらちらと見えた。
玩具を持った小坂の手が、焦らすように動く。
「あっ……あ」
「自分で焦らしているのか。いやらしいな」
麓戸が言う。
「快感を長引かせ、情欲を高ぶらせて、おまえは、ますますいやらしくなる」
「はい……麓戸様の教えの通りに……」
小坂は答えた。
「恥ずかしい教師だ」
麓戸は言った。
もちろん、学校でオナニーするなんて、それだけでも気がとがめることだった……。教師が学校でオナニーをしているなんて……。そんな破廉恥なことが生徒に知れたら、即刻、懲戒免職ものだ。
だから、自慰動画の撮影命令にも段階があり、ことは慎重になされた。
最初は、ひと気のない誰もいないトイレの個室での自慰だった。それでも小坂の心臓は高鳴り、便器にボタボタと体液の落ちるとき、我にかえり罪悪感がこみあげてきた。
だが、次に、誰かが入っている隣の個室でしたとき、はぁはぁという息が、隣に聞こえはしまいかという気持ちが、小坂の情欲を煽った。オナニーをしていることが、バレてしまうのではないかというスリル。
板一枚向こうの誰か。
そして次には、誰かを確認の上で、その隣の個室で、という命令だった。小坂が選んだ誰かは、生徒会長だった。
その理由は、生徒会長は、毎日、生徒会の仕事で遅くまで残っていたし、生徒会室のあるあたりはひと気が少なかったからだ。だからといって教師の小坂がいたとしても、見回りといういいわけがある。それに、生徒会長は去年の担任の生徒で気心も知れていた。熊のキーホルダーを絶対使ってくださいと押しつけられるくらいには。万が一バレたとしても許してもらえそうな気がした。彼とは、いろいろあったのだ。
生徒会長は、警戒心が強く、いつも個室を使っていた。それを知っているのも、一昨年、昨年と、彼の担任だったせいだ。生徒会長が面談のとき、自分でそう言っていた。
生徒会長からもらったキーホルダーを使っていたのも、なまじ、その時、キーホルダーがなかったから、という偶然の理由だけでもなかった。最初の受け持ちの生徒というだけでなく、彼については、いろいろあったので、思い入れも深かったのだ。
それに、彼は、ほかの生徒たちも認めるほどに美しかった。三年まで持ちあがりかと思っていたのに、担任をはずされて小坂はがっかりした。
「まだ三年生を受け持つ器じゃないということなんだろう」
と小坂は、始業式の日、生徒会長にも言った。
「先生は、また、ほかの生徒を愛するんですね」
生徒会長は、物思わしげに小坂をなじるように言い、恨みがましい目で見て唇をかんだ。小坂は、その様子を見て、少しだけ、ほっとしもした。このままの流れだと、恋愛に発展してしまいそうだと思ったからだ。担任をはずされて、よかったのだ、と思った。
「愛するだなんて。大げさだな」
小坂は笑って冗談にして受け流した。
それでも、教室に彼のいないのは寂しく、新しい生徒たちにまだ慣れないころに、見回り事件が起きて、小坂の心は壊れていった。
級長の宮本が、よく小坂を心配してくれたが、宮本はまだ幼かった。大人びた生徒会長のまなざしが恋しかった。一年違うだけなのに、生徒会長は大人だった。生徒を比べるなんて、いけないこととは知りながら、つい、比べてしまう。生徒会長は生徒で、小坂より九つも年下だ。なのに、小坂は、生徒会長に頼っていた、という事実を思い知らされた。だが、もう、生徒会長は、担任の生徒ではないのだ。
「先生は、また、ほかの生徒を愛するんですね」
などと生徒会長は言ったが、自分こそ、生徒会長こそ、小坂の手をはなれて行ってしまったではないか。そして、もっと遠いところに行ってしまうではないか。あと一年もしないうちに。生徒は、みな、そうだ。みな、自分から去っていく。
今だって、すでに生徒会長は、取り巻きに囲まれ、小坂のことなど見向きもしないようになっている。生徒会長は、ときに、若手教師などよりずっと権限が強かった。
生徒会長の隣の個室で息を潜めてオナニーをしながら、達することのできる自分を、どうかしていると小坂は思った。
最初は、気づかれないようにしていた。だが次第に大胆になり、はあはあという荒い息を抑えようともしなくなった。気づかれてもいい。気づかれたい。そしてどうにかなりたい……!
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