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「岩井ー、実家から新わかめ来た」
「新わかめ?」
「新わかめ。今日食おう」
「………まず新わかめってなんすか?」
「えっ、新物のわかめだよ」
「わかめの……?新物…………?」
「あーもうこの平成生まれが!!食えば分かるよ!湯ー沸かせ!」
「えっはいっ」
「こーやってざーって湯通ししたら刻んでー、根生姜と醤油とかポン酢で食うの!」
「えっうわっわかめってこんな!!?」
「そーだよ!なにお前魚はパックで泳いでるとか思ってる世代か!」
「違いますけども!ふえるわかめちゃんくらいのメージしかないんで……なんかこんなアマゾン感溢れてるとは思いませんでした」
「あー、じゃあ今度めかぶ丸ごと送ってもらうわ」
「なんでめかぶ?」
「……めかぶはわかめの根っこですけど」
「えっ!!!!?」
「あーこのゆとりはほんっとに…………おら食え!……あ、日本酒買っとけば良かったな……」
「…………………」
「どう」
「……おれが今まで食ってたわかめ、もしかして紙だったんじゃね?くらいの気持ちです。うっまい……」
「ぶはっ……分かるけど」
「ちょっとしょっぱいのがまた」
「え、しょっぱい?じゃあ軽く失敗だわ、洗い不足」
「えっそうなんですか、あっほんとだ塩味ないとこわかめの味超濃いうまいー」
「あーでもこれ胡麻と鰹節あったら飯食える」
「うわあほんとだ!!白飯食えるわかめヤバイっすね」
「な」
ぐだぐだおわり。
この人たち出来上がった頃は敬吾昭和生まれでした。
いつのまにか二人揃って平成生まれになっちゃった……時の流れコワイ……………
そして元ネタは旅先の朝食バイキングでわかめの味噌汁食べてた友人の
「おいもなか味噌汁やべぇぞ。布噛んでるみてぇ(棒)」
という一言。
私は、都会のわかめ食うとかコイツ勇者だなと思ってました。
どうでもいいこぼれ話。
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