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さっちゃんは見た
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「敬吾さんあのね、笑い話として聞いてほしいんですけどね?」
「んー?」
「昨日逸くん女の子にナンパされてました」
「ぶっ」
「あっはっはっはっはっ!!マジでぇ!?あっはっは!」
「おぉ……ちょっと予想外の反応」
「はーおもしれー………で?あいつどしたの?」
「そんなキラキラした瞳で」
「いやだってもう想像しただけで面白ぇ」
「いやぁ普通に断ってましたよ、恋人いるからっつって」
「おぉ……へー、オロオロしたりしないんだ」
「そりゃもう堂々たる対応で。で、女の子食い下がったんですよ、お茶だけなら良くないですかー?つって」
「うわすげー」
「慣れてそうでしたからね。可愛いけど曲者なかんじの」
「あー」
「そっしったらもう逸くんブチギレ」
「えっ!!?」
「もーゴミでも見るような目で『本気で言ってんすか?』つって」
「あー……………」
「関係ないあたしまで背中ヒエヒエ。まあ女の子に同情の余地は全然ないんですけど」
「あいつああ見えて浮気とか大っ嫌いらしいからねー……」
「ああ見えてって。まあでもあそこまで怒るって少々嫌いとかのレベルではないなーって感じでしたけど。なんかあったんですかね?」
「妹が昔それで泣かされたんだって」
「あーなるほど……
…………………え?何歳の時の話ですか?」
「りす組さんの時」
「どんだけシスコン」
おわり。
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