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ネコトーク〜切実なんすよ〜
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「あ、敬吾くん!」
「あれっ、柳田さん?お久しぶりです」
「久しぶり!外で偶然会うって初めてだねぇ、これからお店?」
「いや、もう帰るとこです」
「じゃあコーヒーでも飲まない?俺次のアポ時間遅らせてって言われちゃってさ」
「あ、いいですね」
「ここのブランデーケーキ美味しいんだよ〜」
「じゃあ俺もそれで……… ……あの、柳田さん」
「うん?」
「……後藤となんかこう、プレゼント交換みたいなことってします?」
「んん?」
「誕生日とかそういう……」
「あー、そうだね、俺はするけど、後藤くんは考えるの苦手とか言ってご飯とかお酒おごってくれるのが多いかな」
「ですよねえ……」
「何かあったの??」
「いやほらクリスマスに……もう俺もそういうのすげー苦手で………」
「ああー、ぽいねぇ」
「本当は商品券とかにしたいんすよ……!」
「嫌がりそうだねぇ」
「なんか機嫌悪い馬みたいな顔されました」
「ぶはっ」
「服とか苦手だし………消え物にしたいんですけどそれも嫌みたいで」
「だろうねぇ〜」
「もういっそ南部鉄器の鉄鍋とかにしてやろうかと思い始めました、すげぇ良いやつ」
「……鉄鍋って一生ものだって言うような……」
「……ですよね」
「普通に大喜びしてくれそうだとは思うけどね?毎日使ってくれそう!」
「うぅん…………、ちなみに後藤には柳田さん何あげてるんですか?」
「俺は身につけるもの選ぶのも好きだから、マフラーとか財布とかもあったかなあ。普通に喜んではくれるけど」
「?」
「………一番素でテンション上がってたのは、でっかいサイズのTシャツとかスウェットの詰め合わせだね………」
「あぁ………」
「なかなかサイズないので普段は海外のサイトで買ってるようですよ」
「ああぁ……………」
おわり。
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