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嬉しい>屈辱
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『もしもしっ』
「岩井?お前どうした!?」
『えっ、どうしたんですか敬吾さんーー』
「えっ?いや着信がすげえからなんかあったのかと思って……」
『ああ!いやそうなんですよガチャガチャが!!』
「? ガチャガチャが……?」
『敬吾さんがやりたがってたガチャガチャがね!!!』
「!?……なんだそれ!?」
『やりたがってたでしょ!?動物のおケツシリーズのやつ!』
「!!! なんだよそれやりたがってねえよ!」
『隠さなくてもい……っまあそこはいいや、欲しいのどれですか!?俺さっき敬吾さんにあーげよって思ってやったら詰まっちゃって!店員さんに言ったら好きなの取っていいって言うから聞こうと思って!電話したんです!』
「い………いやいやいやお前何言って……着信あったの30分くらい前だっ」
『権利させてもらってますから!』
「……え?」
『いや、今決められないからって』
「…………………」
『じゃあ決まったら声かけてくださいね〜っておばちゃんが』
「………んでずっと待ってたのか?」
『え?はい!で、どれがいいですか?えっとね、パンダとー、ハムスターとー、猫とー』
「…………黒柴のやつ」
『了解ですっ!!!すぐ帰りますねー!』
「………………」
おわり。
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