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13th love
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― トモはなんで俺以外の前で眼鏡外したり笑わないんだ? すげーかわいい顔すんのに。
少し前の休日に自宅のベッドの中で頬を撫でられながら囁かれて、顔だけではなく身体中が一瞬にして熱くなったのを思い出した。
それも、身体を重ねた後の熱も引かない一糸も纏わぬ姿のままで。
― 俺といる時くらい楽にしてろよな? 考えすぎるとまた具合い悪くなっちゃうぞ?
自分よりも大きな体格とαとΩの違いはあるが、あとはほぼ全てが双子の自分と同じであるはず。
なのに様子を伺うように触れる自分よりも大きな手が優しかった。
そして楽しそうに笑う覚樹を見て、ふと甘酸っぱいような照れくさいような感覚に身体が勝手に反応して火照り出した。
― ……まあ、人前でそんな顔されたら俺の敵増えるから、今のまんまのが安心か。
先週末も同じ感覚を味わった後、身体中がさらに真っ赤になった。
そのことをからかわれながら、その時も全身にキスを落とされ始めた。
そして、気が付いたら再び覚樹の腕の中で幸せなだるさを感じて目を覚ましたのだ。
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