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【差替】3rdLOVE
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その理由は昨日の夜、ベッドに潜り込んで目を瞑る直前に受信したメッセージにある。
改めて考えているのだが、それの返答がうまくまとめられていないのだ。
*
それは昨夜のこと。時間も日付が変わる少し前ぐらいの遅めの時間だ。
温めの風呂に長めに浸かって、長い髪を乾かしたり部屋を少し薄暗くして眠くなるまでベッドには近づかずに本を読んでいた義樹だったが、やっと眠気を覚えたのでベッドに移動した。
「……ふ、わ……あー……」
歩きながら大きく欠伸をして、ベッドに潜り込む。
潜り込んだものの、眠くなった筈なのになぜかまた眠れない……。
(コウがいれば……、すぐ眠れるのにな……)
覚樹が泊まるときはいつもすぐに彼の腕の中で眠れるのに、一人で眠るとなぜか上手く眠れなくなった。
きっと二人で眠るときは、疲れ果てるまで愛された後の甘い疲労感で余計なことを考えることが不可能であるからなのであろうが、義樹にはそんな方向に頭がいく余裕などはもちろんない。
「……はぁ」
小さくため息をついた、その時。
枕元で充電器に繋いでおいたスマートフォンが小さく音を立てて、メッセージが到着した事を義樹に告げる。
その通知音を聞いて、義樹はゆっくり手を伸ばしてスマートフォンを手に取った。
(……ん? コウだ……)
鳴った通知音は覚樹限定にしてあるため彼からの送信である事はすぐにわかったのだが、暗闇でスマートフォンを見るとよく眠れなくなるから開くことに躊躇した。
だが少しだけなら、とメッセージを開く。
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