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口君
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辺りが真っ黒になったと思ったのは一瞬で、次には足や頭に味わった事のない激痛が襲った。
倒れていた自分の体を叱咤してどうにか上半身を起き上がらせると、酷い有様としか言いようが無い光景が広がっていて、道路が子供や周りの人の血や肉片が散らばり、グチャグチャだった。
誰かが悲鳴をあげて
誰かがこの光景を見て吐いていて
もう訳が分からなくて、たしか、痛くて痛くてしょうがなくて、人生で一番叫んだ気がする。
助けて。
喉が枯れるくらい泣いて叫んでいたら、遠くからサイレンの音が聞こえて来た。
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