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「本当に?僕が?」
「そうだよ。まだ数日しか出会ってないけど、蝮と会ってからなんだか焦ったり、恥ずかしいとか、笑顔が自然と出てきたりしてきたんだ。これは本当に蝮のお陰だと思うよ」
そう言うと蝮は、嬉しいな〜。と笑った。
「でも、口君の過去が知れて良かったよ。……僕も、いつか全部話せるといいな」
「うん。前も言ったように、蝮から話をしてくれるのずっと待ってるからさ」
「ありがとう…あれ、これ前も言ったね」
「そうだね…あ、細道出るよ。次どっち?右?」
俺の過去を話ていれば、あっと言う間に大通りに辿り着いた。
右かなと思ってそっちに曲がろうとしたら、グイっと引っ張られた。
「左だよ。口君って方向音痴?」
ニヤニヤと笑う蝮に、なんだかバカにされたような気がした。
「…今のだけで方向音痴かわからないだろ」
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