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「うお、あったかい」
「思ったより暑いね」
兄が学校前に居たことで、時間が少し食ってしまったが、なんとか日が明るい内に目的の所まで来た。
「…大型複合施設…」
「ん?百貨店とかモールとかじゃなくて?」
「…いや…俺こういう所来たことないんだよね」
そう言うと、蝮は切れ長の目を丸くした。
そんなに驚く事か?
「洋服とかは?」
スタスタと歩く蝮にチラチラと通り過ぎる女子達がイケメンだのヤバそうだの変わってるだのとよく分からん事を言って騒いでいる。
確かに、有る意味ではヤバイが。
「夕兄が勝手に買ってきてくれるし、欲しい物とかは大体は…ネットかな?」
「最近の子だね〜」
しみじみと笑うこいつはたまに、老人みたいな事を言う。
「蝮も最近の子だろ。ねっとって便利だよ」
パソコンとかないの?と言うと、あるにはあるけど…も言葉を濁したので、どうしたのかと聞けば、何故だか頬を赤らめた。
「もし僕の家に誰か来たら多分、我慢できなくてその人食べちゃうんだよね〜」
「…その言い方は経験した事のある言い方なんだけど…もしかして宅配の人喰べた?」
「えへへ…一回だけ…」
筋肉質で美味しかったと嬉しそうに笑った。
「そんな連れ込むようにして喰べたら駄目だよ。もうちょっと人生が駄目そうな人を選ばないと、本当に捕まっちゃうよ?」
「うん、心配してくれてありがと〜!あ、あそこだよ〜」
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