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「それ、おかしくない?」
「ん?なんで?あ、このエプロン可愛いね〜」
「なんで男の俺が女物付けるんだよ…こんなワンピースみたいな…」
「可愛いよ!ホルダーネックっていうんだよ」
「ほ、ほる…?」
やけに詳しい蝮は、次々と色んなエプロンを持ってくる。
雑貨にしては種類が多い気がする。
というか
「話聞いてよ。俺だってお金だすよ」
「聞いてるよ〜。僕は恋人には尽くすタイプなの。だから口君は出さなくていいの」
話しながら俺の身体にエプロンを当てて、これかな〜とか言ってる。
本当に聞いてんのか。
「なんだそれ。だから、おかしいって。そんなのヒモみたいだから嫌だ」
「も〜我儘だな〜じゃあ折半は?それならいいでしょ?」
我儘なのはそっちなんじゃないのかと思ったが、折半にしてくれるというから、素直に頷く。
「分かった」
「うん。いい子いい子」
「…でも今回は僕が払うから!そこで待っててね〜!」
「あっ…」
よしよしと俺の頭を撫でていたた蝮は、そう言うと急に一つのエプロンを取って、俺に見せない様にレジへ走った。
なんか白いフリルが見えたような……
そう思っても時すでに遅く、レジの会計の音と店員の媚を売るようなありがとうございましたが聞こえた。
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