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「んふふ〜」
「鼻歌歌う程いいのあったの?」
「うん!」
好みの物が買えたらしい蝮は、俺がなんのエプロンを買ったのかを聞いても教えてはくれなかった。
気になるから、家に着いたら聞いてみよう。
蝮の家に行く途中でスーパーを見つけたから、寄っていいか聞く。
「いいよ。なんか買うの?」
「俺のご飯買うの。蝮ん家、ご飯無いでしょ?」
「ないね〜」
入り口に置いてあるカゴを取って、あまり客がいない店内を巡る。
だけど、先程までニコニコと笑っていた蝮は、精肉コーナーに来ると少しだけ眉を顰めた。
「よく食べれるね。ひどいな〜」
「…ひどい?俺が食べるのは牛とかの家畜の肉だよ?全世界の99%が食べてる物だけど」
「野蛮〜」
「野蛮って…蝮の方が少数派だと思うよ」
「ん〜確かに少数派だけど、多種を食べちゃう方が野蛮だよ〜…あっ!にんじん安いね〜」
肉の向かい側にある野菜コーナーにグイグイと引っ張ってくる。
そんなに肉が嫌いなのか。
というか、こいつは野菜食べるのかな。
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