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俺に代わるでも無く、勝手に電話を切った蝮は何故か返さずにそのまま自分のポケットに入れた。
「え?返してよ」
「やだ。ほら、もう着いたよ」
「なに怒ってるの」
「怒ってないよ。というか、口君ってなんでお義兄さんに弱いの?全然自分が思ってる事言えてないじゃん」
初めて見た蝮の怒った顔は、あの購買の時の鋭い目つきと同じだった。
「弱くないよ。ただ、迫力っていうか…狂気に負けたっていうか…」
「それが弱いんだよ。きっぱりと言わないからお義兄さんも執着が止まらないんだよ」
「なんだよそれ……うわっ!」
玄関に着くやいなや、引っ張られて投げられた。
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