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「何が?」
「いや、だから…昨日コンビニで高橋に会ったの…なんで知ってるの?」
少し戸惑いながら聞くと、兄は「当たり前だよ」とにっこりと好青年を感じさせる笑顔を見せた。
当たり前?何が?
そう聞こうとしたが、母が朝ごはんを持ってきてくれた。
「口、早くたべちゃいなさい。夕も大学、朝からじゃないの?」
はい、お弁当。と、母が兄に持たせる。
「うん、そうだね。じゃあ行ってきます」
コーヒーを一杯飲むと上着と鞄を持ってさっさと玄関へ向かって行く。
「あ、夕兄…」
「帰ったら話そうね」
俺の頭をポンと撫でると出て行ってしまった。
…あ
「しまった…また問題が増えた……」
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