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「もうこの辺りで大丈夫だよ。ありがとう」
「ほんとに?大丈夫?」
「うん。あそこの紺色の壁の家だからさ。近いでしょ」
住宅街の角を指さして教えると、蝮は今度遊びに行ってもいいかと聞いてきた。
「駄目?」
「ううん、全然いいよ。あんまり楽しくはないと思うけど」
「そんな事ないよ。口君がいれば楽しいよ」
ニコニコと言われれば、嬉しくない訳ない訳で、自分も顔がにやける。
「…ありがとう…それじゃあ、おやすみ」
照れ隠しの様に離れる。が、
「待って」
「え…?あ、わ」
急に腕を引っ張られて後ろを向くと、ちゅっと唇にキスをされ、顔を離す瞬間に唇をぺろっと犬の様に舐められた。
「…おやすみ。また明日」
驚いて固まる俺を置いて、また蝮は闇に消えて行った。
「…舐められた……」
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