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「……夕兄に連絡を真っ先に入れなかったのは謝るよ。ごめんね」
しゅんとした様に謝ると、夕兄は少しだけ顰めていた顔を緩めた。
「今度からちゃんと先に連絡してね?」
「うん」
素直に返事すれば、いい子だと兄に頭を撫で
られる。
すると、今度は蝮が首を傾げて不思議そうな顔をした。
「どうしたの?」
「…僕がカニバだってなんで知ってるの?」
「え?うーんとね…それは…」
「お前の事なんて俺の盗聴器でバレバレなんだよ!」
「え?盗聴器?」
「というかお前よくも俺の可愛い弟の腕食いやがったな!」
「うん!食べたよ!美味しかった!」
「殺す!!」
「うわ!ちょっ!待ってってば!」
夕兄がまさかの上着のポケットからカッターナイフを取り出してきたから、冷や汗が止まらない。
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