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一体何処に隠しているのかと思ったら、首襟のタグの裏側に付いていたらしい。
よく落ちなかったな…
「どうりで無いと思ったらそんな所に」
「見つかってよかったね〜これ捨てちゃう?」
「え?…あー…うーん…」
「蛇!それを元に戻せ!!口もこっちに来い!」
「…俺は…」
「口!」
後ろから鬼の様な顔をした兄が笑っていた。
「もう帰ろう?俺の言う事ちゃんと聞いてくれるよね?口はいい子だよね?」
俺をずっと見てくる兄の目が怖い。
おかしい。こんな顔、見るの初めてだ。
やり過ぎ。そう思った。
「蛇、お前はそれを置いてとっとと帰れ」
「え〜?なんでそんなに盗聴器にも口君にも執着するのー?」
ほんとにそろそろヤバイ感じの兄に向かってヘラヘラと笑う蝮になんだか涙が出そうになる。
こいつ、ある意味メンタル強すぎ…。
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