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トントントン______
二階から降りてくる足音がした。
「もう出るの?」
鞄を持った京くんが聞いてきた。
「うん。もうそろそろ出ようか。」
そう言うと僕はカバンと手提げを持って立ち上がる。
「あ、待って。これ持っていって。」
そう言って渡してきたのは水色の包みに包まれたお弁当だった。
「あ、お弁当まで作ってくれたの…?」
どこにそんな時間があったのかと思いながら聞いてみた。
「約束したじゃん。俺、平日の朝昼晩のご飯作るんでしょ。
そしたら、平日の昼は弁当でしょ。」
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