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衝撃(湊)...2
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『わからない』って…
そうなるのは覚悟してた。してたのに。
どうして、消えてる記憶が俺じゃないの??
消すなら俺の記憶でしょ?!
あのとき、
夏希がまだ俺のこと思ってくれてるって
知ってたのに『どうてもいい』って
冷たい目で言った。
演技とは言え、心にもないこと言った。
それなのに……
夏希は、俺を覚えている。
俺のこと“だけ”を覚えている。
笑ってくれるのは、純粋に嬉しい。
けど、こんなき真っ直ぐな視線向けられたら
謝ることもできない……。
夏希、こんなしょうもないやつでごめんね。
周りにとっては羨ましい状況かもしれない。
それでも
俺にはこの状況が罰のように感じられた。
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