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やめて(夏希)
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―ヂュ。。。
「ふぅんんん゛ーーーーっ」
やだ。やだやだやだやだ。
ごまかさないでよ……
なんで??
無くしてたとしても、オレの記憶じゃないか
教えてくれたって、いいでしょ??
「っはぁ…み、なとっ!!!」
「夏希、ごめん。まだ話せない。」
「なんで?!!
元はオレの記憶じゃんか!!!
思い出しても何も変わらな」
「変わるんだよっっ!
……知らないでいてよ。
俺のものでいてよ。どこにも行かないでよ。
ねぇ、夏希。大好きだよ。
狂っちゃうくらい大好きなんだよ。」
優しい笑顔のはずなのに、
誰かとカブってしまっている気がする…
誰だろう。
『ゆーうとクン♡
俺の事好きなら、
こいつ等の相手も出来るよね??』
聴こえる。でも、怖くなんかない。
遥紀でしょ??
前世の話じゃないか。
オレに降りかかったことじゃない。
『夏希。愛してるよ…
僕だけのものになって…
なれよ、夏希。』
―キンッ
「あぐっっっ」
「夏希?!!!」
頭が割れそう。
誰だ?
遥紀じゃない、誰かの声。
そして、オレの名前を呼んで…
睨まれる。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
「や…っ
み、なと………たすけ…」
湊の声が響いているのに
何にも分からなくて
真っ暗になった。
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