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デート(夏希)
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ダブルデートは、特に心配はしてないんだけど
渚に恋人ができて、しかも男?!!
驚き以外のなにものでもない……。
けど、いくら驚いたからって
もう寝ている人もいるような時間帯に、
しかも病院で叫ぶのは、避けたかった…。
「湊、ごめん」
「こっちこそ。あんな軽いノリで…ごめんね?」
言葉だけ聞けば、申し訳なさそうなのに
顔が完璧に笑っている。
看護師さんにオレが怒られている最中も
笑いを必死でこらえていた。
気づかないわけ無いだろっ?!
「ねぇ、笑いすぎ。」
「だってーーー、夏希自分で叫んで焦って
『どうしよ!ね、叫んじゃった!どうしよ!』
って…くははははっ
それでまだそんなに歩けないのに、
忘れて走ろうとして転けそうになって、また焦って
……ふはははっ、なんかかわいいんだもん」
ご丁寧に説明どうもー。
看護師さんが来てこっぴどく叱られるまでの出来事は
湊が言ったとおりです。はい。
「で、ダブルデート。いつ行くの?」
「退院した次の日。」
「え?!!体力とかないから、歩き回れないけど。」
「大丈夫だよ。プラネタリウムだから。」
映画じゃなくて、プラネタリウム!!!
ロマンチックー♡
楽しみ、楽しみ、楽しみっっ!!!
「喜んでくれたみたいでよかった」
「うん!楽しみ!!」
と、急に湊にわしゃわしゃ撫でられる頭。
頭撫でるのはいいんだけど、こうもわしゃわしゃされると
色々複雑。
やめて。と言おうとした。
「あんま、可愛い顔しないでよ。
またちゅうするよ?」
なのに、こんな事をほっぺた赤くしながら言うもんだから
可愛くって。
―ちゅっ
「満足した?」
意地悪く笑ってやると、また意地悪く笑い返される。
「満足するわけないでしょ?」
と、後頭部に添えられた手でがっちりホールドされて
上も下もわからないくらい、ふわふわした頭になって、
力が抜けきっても「参りました」というまで
ただひたすら、口内を犯され続けた。
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