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思い出の場所(夏希)
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うっひょーーーっ!!ゆーえんちーーーっ!
「湊!!ジェットコースターっ!
ジェットコースター乗ろっ」
「馬鹿。それより、ここに何か見覚えは?」
え、っとね…
ちゃんと覚えてる。覚えてるよ。
「告白されたところ…」
「そう。忘れられたかと思った。
本当は、違うところ行こうって言われたんだけど
どうしてもここに来たかったんだ。
だから、がんばってチケットとっちゃった」
うぅーーー、抱きつきたぃぃぃぃ!!
「はいはい、後でぎゅー、ね?」
――なでなで
きもちい…
「あ、夏希ーーっ!」
「とも先輩っ!」
先輩、今日の服 先輩にしてはちょっとカジュアル…
なんか、渚が着てそうな服…
っていうか、渚のじゃない?!
大声できけないし…
とも先輩の方へ行って小声で聞く。
「先輩、その服って…」
「あぁ、昨日泊まったはいいけど
渚くんがめちゃくちゃ抱くから、ベタベタになっちゃって
借りたんだ♡」
いいなぁぁぁ!!
オレも…湊と…
「…?
どうしたの?」
「な、んでもないっ!
行こう、先輩っ」
湊に、貰っていたチケットを握りしめて
とも先輩の手首を掴んで連れて行く。
心臓がもたない、もたないよっ!!
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