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思い出の場所(湊)
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「チっ」
「湊……舌打ちなんて、らしくないぞ」
夏希のやつ、わかってんだろうか。
この前から智紀先輩とイチャイチャと……。
見せられるこっちの身にもなれっ
あーーー、イライラするーーーー
「み、湊?顔こえぇよ?」
「あ゛?」
「ごめんーーっ!」
なんで渚が謝ってんの?
「ねぇー、ともセンパイ!!
あっち!!あっち行くー!!!」
「はいはい、わかったから……!
落ち着こうっっ」
オイオイ、なーに腕に抱きついちゃってんだ?
夏希が抱き付くのは、俺の腕でしょーが
んっとに!
渚もなんとか言ってやれよ…!!
「…」
「こわっ!なに?」
「お前が、俺にガン飛ばすからだろぉ?
怖かったなぁー」
うそ?俺そんなことしたっけ
「ごめん……
どうしてもイライラしちゃって」
下を向くと、ポンポンと肩を叩かれる
「まぁ、じゃれてるだけだろ。
昨日、体に教えこましたし………。
智紀も変なことしねーだろ。」
そうか、渚と智紀先輩はお互いにお互いのことを
知れるところまで知っている。
わがまま言って、無理矢理になって
それでも好き合っているんだ…
俺らは…
俺らには………
「しっかりした絆がないんだ…」
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