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そろそろ。もうすぐ。(湊)
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――パタン
家に夏希を連れ込んだところまではいい。
こっからどうするよ。
『風呂はいる?』?『シャワー浴びる?』?
はたまた、『我慢できない』って襲う?
ねぇ、誰か教えて。どれが正解ですか…?
「みなとぉー」
「はいっ!」
「お風呂、入れる?」
おぉ…悩みが解決した…
「入れる、入れる!一緒に…」
「入らないっ!」
デスヨネー。
夏希に、タオルと着替え(俺のTシャツとパンツ)を持たせ
お風呂の場所を教える。
「ありがとう。」と微笑んで、部屋から出て行く。
なんだか、こう。
なんとも言えないような感情がふつふつ。
寂しいような、早く行って欲しいような。
帰ってきて欲しいようで、そうじゃなくて。
すぐに抱きたい と思う反面、時間よ止まれと思う。
反対の思いがぐるぐる渦巻いて。
どうしたらいいのかわからないで、
結局のところ、夏希がいつ帰って来てもいいように
ローションをベットのサイドにあるライトの影に置き
シーツを直し……
それから、ひとり。ベットに寝転がる。
いつもここで寝ているのに、広く感じた。
――パタ
「湊?」
遠くにいるように聞こえる声。
「ねぇ、寝ちゃったの?」
起きてるよ。もちろん起きてる。
「みーなとー」
――ギシッ
――トサッ
「わっ…」
「寝てると思った??」
頬を膨らます夏希。
「ベットにいたらそう思うでしょ?」
「そーかなぁ?」
――ちゅ
「んふふ、何ぃ?」
鼻に
――ちゅ
頬に
――ちゅ
額に
――ちゅ
「ひゃっ…こしょばいー」
………耳に。
「はぁ…夏希?」
「なーに、湊?」
――ちゅ。。。
唇に。
色んな所に俺のだって跡つけてやろう。
ここ最近みたいに、モヤモヤしなくて済むように。
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