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涙目の彼...3
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「センパ…もぅ、やめて、くださ…」
寝言で夏希が言っている。
そう言いながら、
どうもおかしい量の涙を流している。
夏希を起こしてやらなきゃ。
「夏希、夏希??
大丈夫か?起きろ、夏希。」
ゆっくりと、瞼を開いた夏希は
一瞬、怯えたような目で俺を見て
「ヒッ」と声を上げた。
でもすぐに、笑顔に戻って
「うわー、ごめん。
立ったまま寝てたみたいっ
怖い夢も見たし…
お化け屋敷、入ったからかな、はははは」
と俺に抱きついて話してくるのだ。
「ふっ、疲れたのか??
今日は、ちゃんと寝なきゃな。
親に連絡は?」
「した。迷惑かけないようにねって」
俺が、風呂を入ったあと
適当に話して、抱きしめて眠っていた。
疲れてる夏希を抱くほど、
理性ないわけじゃないからな。
色々と制御が大変で
30分くらいしか寝てないのは
覚悟の上だった。
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