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「凪斗くん、だっけ??
君は来て、何をしたかったんだっけ??」
「俺は、裕翔を助けに…」
「ああ、そうだった!!!
じゃあ、君、裕翔くんの代わりしてよ。」
「センパ、オレはこのままで…」
「裕翔くんは黙っててっっ」
―ドスッ
「かはっ…」
オレ、また殴られて血吐くんだ。
オレ、またマワサれて汚れていくんだ。
「オレ、センパィに…愛されたかった
だけ…なの。。に…」
気づいたら泣けてきて、悔しくて。
でも、センパイは変わらずに楽しそうで。
「あーあ。
泣いちゃったぁぁぁぁ。
ねー、凪斗くん。
このままだと、裕翔くん、死んじゃうよ?」
「俺が、代わるから。
裕翔離せ。」
「ははははははー
お前ばっかだなぁぁぁあ"あ"ん?!
俺ねー、見てみたいことがあるんだー。」
センパイが楽しそうに話す。
嫌な予感しかしない。
「ねー、そこにさ
ナイフあるでしょ??」
…?!まさか。。。
「ここで、自分を刺して死んでくれる?」
「やめっ…」
ードスッ
「ぐふっ」
「黙ってそこで見とけよ、裕翔ぉ!」
夢であってほしいと何度も願った。
でも、センパイから与えられた痛みが
現実なんだと
思い知らせていた。
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