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君の目に(この題名は湊side)
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渚と一緒に夏希の家に行ったら
夏希が降りてきて暴れ出した。
試しにって感じだったのに
渚へと向ける夏希の視線はまっすぐで
全身が小さく震えていた。
…夏希が怯えていることに全員気づいてた。
けれど、
夏希を慰める役を俺に任せてくれたみたいで
嬉しかった。
背中をさすってなだめながら
部屋のドアを開けると
綺麗に整頓されてカーテンがふわふわなびいて
清潔そうな青で統一された空間があった。
「夏希?あれは遥希じゃないよ。
渚、親友でしょ??
大丈夫だよ。応援してくれてるんだよ。」
「だっ、て。。。センパイ、は
『生まれ変わっても、また愛してあげる』
って、言ってた…
また、凪斗みたい、に 湊も、殺されちゃぅ」
震えが段々大きくなって
呼吸が荒くなって…
―フラッ
「っと…あぶね。」
倒れて
「み、なと。」
俺のこと呼びをながら
「すき。。。」
フワって笑って
「んふふふふ」
幸せそうにしてるから
「おやすみ。いい夢見れますように。」
ベットに寝かせて、俺は部屋を後にした。
この日、お母さんに連絡先を教えておいて
本当によかった。と思うのは
きっと、遠い未来ではないだろう。
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