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君の目に...4
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…寝たか。
「かわいすぎるんだよ、もう。」
―ちゅっ
「んぅっ」
そんで、笑うんだよ。
夏希は幸せそうに、目を細めて
誰が汚そうとしても決して汚れないみたいに。
本当に本当に、綺麗で。
「自分のかわいさわかってないでしょ」
寝顔をずっと見ていられる。
明日は、半ば無理やり学校に連れて行く。
きっと、また泣くだろう。
―そうだとしても。
きっと夏希にとっての最善は
今まで通り学校に通えるようになること。
渚とも騒いで。
たまに倒れてもいいから、それでも笑えること
君の目に映る俺はどんな奴かな?
きっと、夏希が思う程優しくないんだ。
遥希の気持ちがちょっとだけ分かる。
めちゃくちゃにしてみたい。
俺以外、誰も触れないようにしたい。
独占欲強くてごめんね。
「愛してるよ。夏希。」
―ちゅっ
夏希が幸せに笑ってられる。
それが俺の中の最善。
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