アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
君がいない...3
-
―カラカラカラ。。。
「…これ。荷物。」
湊だ…
もう、謝ってもとに戻ってしまおうか?
いやいや、ダメだ。
オレといたら、湊は不幸になる。
「あ、りがと。」
カバンを受け取るときに、
指先がちょっと触れただけなのに
たったそれだけなのに、心臓が跳ねて。
腕の力なんか抜けてしまって…
―ドサッ
「あっ、ごめっっ」
カバンを拾おうと下を向いたとき。
ぐわんと世界が歪んだ。
1つしかないはずのカバンが
2つにも、3つにもなる。
「あ、れ…?なに、これ…」
それから、オレは深い闇の中に
意識を沈めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
66 / 193