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HELLO...2
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席につくと、湊の席は変わらず隣にあるものの
離されていた。
それに、後ろが渚の席になっていた。
―本当に、さよならしちゃったんだ。
どっかで、本当はそんなことになってないって
信じたかったのかもしれない。
予令がなっても、授業が始まっても
湊は来ないままだった。
休みみたい。
風邪でも引いたんだろうか?
それとも、オレのせい…?
悶々と考えていたら、
一日が終わって放課後だった。
渚は、塾があるみたいで
「送ってく」ってうるさかったけど
さすがに、塾を遅刻させてまで
送ってもらうのは気が引けて
先に帰ってもらった。
オレはというと…
再テストにかかっていた。
昨日は
ちょうどテスト終り1発目の授業だった。
本来は、昨日が再テスト日だから
受けるのはオレと
トラブルメーカーのあいつ。
名前さえ、覚えてなかった。
でも、覚える必要もないだろ??
散々溜まっていたテストを、
全部やり終えて、家に帰ろうと
机の上のシャーペンたちを筆箱に収め
立ち上がったとき、
「…?!!」
布で口と鼻を覆われて…
急激な眠気に襲われた。
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